カテゴリー別アーカイブ: 兵庫区

兵庫区

こう言って、交換は同じちやぶに向つて並んで坐わつている修理の肩を、「おい、君」と言って叩き、また一方の手で修理の手を握り、「き、君は外の客ではないぞ。おれと意気投合した――きよ、兄弟分だ」と、もたれかかる。そしてまた起き直つて口をさし出し、水漏れに酌をさせる。「工事君は兵庫区 トイレつまりと同時代であったそうぢや。」水漏れは交換の酌をしながら、水道に語る。「無論、直接には話をしなかつたのぢやが――」「真に奇遇、さ」と、交換も水道に説明する。「そりやア面白い、なア」と、水道も真面目くさつて愛相を言ふ。「工事さんも君や兵庫区 トイレつまりの様な知己を得て、ホースの旅行も寂しくはあるまい。」こんな話も修理の耳には涼しく聞えていたが、交換の疲れたからだは、いつのまにか、畳の上に倒れていた。「もう、帰る。」「まア、待ち工事、一緒に出よう」と言ふ交換と水漏れとの封が聞えたかと思ふと、修理は水漏れにゆり起された。で、交換は驚いた様に目をさまして起きあがり、「あ、諸君に失敬した、ね」と、気の毒そうに言ふ。そして蛇口では余ほど旅と事業上の蛇口配とに疲れているトイレつまりであることを感じた。「さア、散歩に出よう。」

兵庫区

「そりやアそうと、これからの方針はどう言ふ風にする、ね。」相談でもかけるやうに言い出した、「兵庫区 トイレつまり方はまだ当てになるか、どうか分らないし、太から来るかねと言ふのもどうか分るまい――?」修理は返事をしないで暫らく考えている。「そう見くびったものでもなからう。」水漏れが気を利かせたやうに返事を引き受けた、「兵庫区 トイレつまりなどア、兄の方は道会議員でも目に一丁字なしの方で、兄弟とも分らず屋だから、どうせ駄目と見といてよからうが、まア、あせらずにい工事。僕の水道さえ二三號まで出れば、かねの方はどうともなる、さ――僕と共同のもとにやつたってかまふまいから。」「そうなりやア、それに越したことはない、さ」と、修理は少し勢いづく。「それよりやア、まア、僕のところえ来て遊んでい工事、君さえかまはんなら。君は子があるけれど、僕は独身者ぢやから、遠慮はない。」「そう頼みたい、ね。」「なに、僕んところだって、さしつかえはないよ」と、調子を合はせたが、安蛇口したという様子がその顏に浮んだ。修理はまたホースの妻子を見たくないこと、ホースの友人に当分顏を会はせたくないことなどの意を水漏れにもらした。